美しい日本語の世界 5
短歌と俳句(はいく)は,日本の伝統的な詩です。短歌は五・七・五・七・七の31音,俳句は五・七・五の17音で表現されるのが原則です。
短歌と俳句(はいく)は,日本の伝統的な詩です。短歌は五・七・五・七・七の31音,俳句は五・七・五の17音で表現されるのが原則です。
次の短歌・俳句を声に出して読んでみましょう。
① 東(ひむがし)の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
② 金色(こんじき)のちひさき鳥のかたちして銀杏(いちゃう)ちるなり夕日の岡に
与謝野晶子(よさのあきこ)
③ くれなゐの二尺(にしゃく)伸(の)びたる薔薇(ばら)の芽の針(はり)やはらかに春雨のふる
正岡子規(まさおかしき)
④ しづかさや岩にしみ入るせみの声
松尾芭蕉(まつおばしょう)
⑤ 菜の花や月は東に日は西に
与謝蕪村(よさぶそん)
⑥ やせがへるまけるな一茶(いっさ)これにあり
小林一茶(こばやしいっさ)