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俳句の世界　４　ヒント

　ア　雪とけて村一ぱいの子どもかな　　　　　　　　　　　　　　　小林 一茶

　 　雪がとけて，子どもたちがいっせいに外で遊んでいる様子をよんだ句です。雪どけを待ちわびていた雪国の子どもたちの笑顔（えがお）が，目に浮かぶようですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　イ　この道の富士になり行くすすきかな　　　　　　　　　　　　　河東 碧梧桐

　 　一面のすすきの中，富士山に向かって道が続いている様子をよんだ句です。

　　　　
　　　　　　
　ウ　ほこほこと朝日さしこむこたつかな　　　　　　　　　　　　　内藤 丈草

　 　「ほこほこ」は，作者のふるさと尾張（おわり：今の愛知県西部）の言葉で，暖（あたた）かい様子をいう言葉です。