俳句はいくは,五・七・五の17音で表現される,日本独特どくとくの詩です。 【もんだい】 小林一茶いっさがつくった,静岡ゆかりの俳句はいくを声に出して読んでみましょう。
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① 菜なの花の とつっぱづれなり ふじの山
② 夕不二ゆうふじに 尻しりを並ならべて なく蛙かわず
③ 蜻蛉とんぼうの 尻しりでなぶるや 大井川
小林一茶は,江戸時代の中ごろ,たくさん俳句をつくった人です。
① 菜の花の とつぱづれなり ふじの山 なのはなの とっぱずれなり ふじのやま
見わたすかぎり咲いている菜の花のずっと向こうに,富士山が見えるなあ。
② 夕不二に 尻を並べて なく蛙(かわず) ゆうふじに しりをならべて なくかわず
おしりをこちらにならべて向けて鳴いているかえるの向こうに,小さく夕富士が見えるなあ。
③ 蜻蛉の 尻でなぶるや 大井川 とんぼうの しりでなぶるや おおいがわ