伊勢いせ物語は在原業平ありわらのなりひら が主人公とされる歌物語です。次の文章は、都を旅立った主人公が、途中、静岡県で富士山を見た時の場面です。
【問 題】 文章を読んで、後の問いに答えなさい。
①五月ごがつ のことを古典では五月さつき と言うように、それぞれの月には、古典での言い方(異名)があります。次の月は異名いみょう で何と言うでしょうか。
②古典の時代では太陰暦(昔のこよみ)が使われていたため、現在と季節の感覚が少し異なっています。それでは、太陰暦たいいんれきの五月の季節は、春夏秋冬のどれにあたるでしょうか。