百人一首には,日本の美しい四季を歌った和歌が多く収められています。美しい四季に注目して,百人一首を読んでみましょう。
【問 題】 ( )に当てはまる季節を選びましょう。
① 奥山おくやまに紅葉もみぢ踏みわけ鳴く( )の声きくときぞ秋はかなしき
② あしびきの( )の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
③ 淡路島あわぢしまかよふ( )の鳴く声にいく夜寝ねざめぬ須磨すまの関守せきもり
④ ( )鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む
①しか 奥山に紅葉踏みわけ鳴くしかの声きくときぞ秋はかなしき
②山鳥 あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
③千鳥 淡路島かよふ千鳥の鳴く声にいく夜寝ざめぬ須磨の関守
④きりぎりす きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む
*この時代に「きりぎりす」と呼ばれていたのは,現在の「こおろぎ」です。