擬人法と倒置法2

積もった雪
            金子みすゞ
   上の雪 
   さむかろな。
   つめたい月がさしていて。

   下の雪 
   重かろな。 
   何百人ものせていて。 

   中の雪 
   さみしかろな。 
   空も地面(じべた)もみえないで。

 

【 問 題 1】
 この詩には,擬人法が用いられています。第1連(上の雪/さむかろな。/つめたい月がさしていて。)の中で,擬人法が用いられているのはどこでしょう。次から選びましょう。

【 問 題 2】
 この詩には,倒置法が用いられています。第3連(中の雪/さみしかろな。/空も地面もみえないで。)を標準的な語順に改めてみましょう。

【 問 題3】
 この詩では、倒置法が用いられることによって,どのようなことが印象づけられていますか。