□中村先生：「もしもし，田中さんのお宅ですか。」
●健太郎君：「はい，そうです。」
□中村先生：「ああ，健太郎君だね。お父さんはおりますか。」
●健太郎君：「お父さんは，いま出かけています。」
□中村先生：「そうですか。」
●健太郎君：「夕方の６時ころには，帰るとおっしゃっていました。」
□中村先生：「それでは，７時ごろ，もう一度電話します。」
●健太郎君：「わかりました。では，失礼します。」

　

電話を受けたのは，中学３年生の田中健太郎君です。電話をかけてきた中村先生は，健太郎君の担任の先生です。

おりますか　　　　　　→　（　　　　　　　　　　　）

お父さん　　　　　　　→　（　　　　　　　　　　　）

おっしゃっていました　→　（　　　　　　　　　　　）

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答え・解説

敬語　５ 答え・解説

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①　（　　いらっしゃいますか　　）
「おり」は謙譲語けんじょうごなので，この場合の言い方としては不適切です。尊敬語の「いらっしゃい」を用いるのがよいでしょう。

　②　（　　父　　）
目上の人に対して自分の家族のことを「お父さん」「お母さん」などと言うのは不適切です。「父」「母」などと言うのがよいでしょう。

　③　（　　言っていました　など　　）
「おっしゃる」は尊敬語なので，「おっしゃっていました」では，電話の相手に対して，自分の父親を高めて表現したことになってしまいます。この場面では，「言っていました」などと言うのがよいでしょう。大人同士の会話の場面であれば，「申しておりました」などと言うのがふさわしいでしょう。

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