あすなろ学習室国語の部屋表現の部屋(中学校)>擬声語と擬態語

擬声語(ぎせいご)と擬態語(ぎたいご) 1
 答え・解説

@ 彦星のにこにこ見ゆる木間かな    擬態語

  「にこにこ」が彦星のきらめきを擬人的に表現しています。


A がりがりと竹かぢりけりきりぎりす 
擬声語

   竹籠(たけかご)の中のきりぎりすでしょうか,「がりがり(と)」という擬声語が効果的に使われていますね。


B むまさうな雪がふうはりふはりかな   擬態語

「むまさうな」は「うまそうな」。「ふうはりふはり」が,雪の舞(ま)うさまを見事に表現しています。


C ゆさゆさと春が行くぞよ野辺の草   擬態語

  「ゆさゆさ(と)」が,春の気配をおおらかに表現しています。


*4句とも小林一茶の作品です。小林一茶は,擬声語・擬態語を自由自在に駆使(くし)した俳人です。