万博の始まり





“世界で一番のお祭り”というお話の中で、王国は“世界の祭り”という大きな祭りを開いた。それは、世界のすべての文化をお祝いする大きな祭りだったよね。あなたはこのような祭りに行ったことがある?“世界の祭り”のような大きな祭りは今もたくさんあるけど、万博がやっぱり一番だよね。



























 万博は
1851年にロンドンで始まって以来、多くの人を魅了してきた。第1回ロンドン万博は“大博覧会”と呼ばれ、5月1日に始まり10月の11日まで開かれたんだ。実際、それは大きな祭りだった。25カ国以上の国々が参加し、自分の国の文化や文明の品物を展示し、人々はそれらを知って大変喜んだんだ。





















18世紀後半に産業革命が英国で始まったんだ。このことによってイギリスは強くて豊かな国となった。イギリスは多くの物を生産した。だから、その“大博覧会”と呼ばれた万博は国内で作られたものを展示する最も良い機会だったんだ。また、他の国々も生産された品物を展示するのに良かったんだ。






































 誰が“大博覧会”を推進したか? ビクトリア女王とその夫アルバートだったんだ。アルバートは科学と芸術に大変興味を持っていた。彼は、すばらしい品物を生産するためには、科学と芸術は協力しなければならないと信じていた。だからある日、ある会合で、彼は「大きな博覧会を開こう」と言ったんだ。










































 アルバートにとってそれは簡単なことではなかった。中には彼の考えが好きでない人もいた。彼らはその博覧会が国のためにはならないと信じていたんだ。中には彼の計画を止めようと手紙を送りつけてきた者さえいた。でも彼は“大博覧会
が大変重要なイベントであると固く信じていた。彼は考えていた。「私たちの国の多くの人々が海外の最もすばらしい物品を見て、多くを学ぶことができるだろう。イギリスで生産される品物もぐっと良くなることだろう。」彼は正しかった。そして博覧会は大変な成功を収めた。






























 
博覧会用に、ロンドンのハイドパークに、クリスタルパレスと呼ばれる特別な建物が建てられた。それは巨大なガラスの建物だった。長さはおよそ563メートル、幅は138メートルもあった。大変短期間で建てられた。皆が皆驚いてそれを見て、建物の中に何が展示されているのか知りたがった。大変多くの人々が来館した。大変多くのお金がもたらされた。後に、そのお金はロンドンにある大きな美術館を建てるのに使われた。それは、今は“ビクトリア・アルバート美術館”と呼ばれている。ロンドンの有名な美術館の一つとなっている。いつか訪ねることができるといいね。