明治政府による新しい国づくり

 ちょっと難しいけど、下の地券というものをいっしょに読み取ってみようよ。地券というのは、土地の所有者に政府から公布された土地所有権の確認書なんだ。土地の価格や租税の額は、どこに書いてあるかわかる?

 そのとおり!実は、土地の価格は、政府が決めたの。政府は、税収が減らないように、その地価を高く設定したの。だから地租改正がおこなわれても、農民の負担は、江戸時代とあまり変わらなかったの。それと、自分の土地を持っていない小作人は、国に地租を納める必要はなかったけれど、土地を借りている地主に対して、相変わらず米を納めていたわ。その小作料は、とても高かったので、小作人の生活も決して楽にはならなかったのよ。

(住所・土地所有者名には架空のものを使用しています)

 

 右の線の所に、「地価四拾銭」って書いてあるね。これが地価だな。      ※ 價は価の異字体

明治時代を探るキーワード 
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地租改正 その2




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 左の線には、「百分ノ三」って書いてあるね。これが税率かな?その下に、「一銭二厘」って書いてあるから、これが租税の額だ! ※ 壹は壱(一)、貳は弐(二)の異字体